たとえば

本に書かれたことは乾燥わかめである。そこに生の生き生きとした感覚は、既にない。それを水で戻して食することで味が分かる。保存がきくものだ。ガクモンもそんなものじゃあないか。自分がみているものは特に。岩みたいな乾燥わかめがゴロゴロしてて、皆が必死に水加減やら戻し時間を喚いている。生のうまいわかめに近づきたくて。