無限のマトリョーシカ

と、いうことで日曜日の3時に二人揃って腹減ったとか言いながら三宮を徘徊し始めたグダグダは気がついたら終電まで続いていた。ぎりぎり12時過ぎまで終電あるんだよ!北区でもな。集合後、いつもの本屋に階段を上ったり、いなくなったアラビアを探したり、いるはずのアラビアを観察しに行ったり。適当に見つかると踏んでいた骨董屋は見つからず、鴨なんばは非常に美味であったが噴き出す汗を否定することはできず、ケーキをここからここまでといって買おうという計画は二人合わせて4個にして早々に瓦解した。そもそもおしゃれになったこの店は。などという文章で語ってみたくもあるが、、そんなことは嘘くさくて、実際に嘘である。味がどうのこうのじゃなくて輪切り図鑑がやっぱりなかったのは悲しいのだ。懐かしいあの半分の店内。2号線沿いの道を歩いているときに社会にうずもれようとしている男に我慢ならなくなって活を入れてやろうと思い、身体を張って金網に体当たりかましたら金具が肋骨に食い込んだ挙句、服とか腕とかどっろどろになった。排ガス真っ黒。排ガスの中でも特に粒子が細かい特上排ガス粉ばかりがついた気分である。そんじょそこらの汚れなんかよりずっと黒くていっそ清々する。だが、もうそこまでは若くない。悲しい現実。ゲーセンにいくも、もはや以前知っていた筺体は見当たらず、そもそも最近、身体はるの少ないよね。銃撃でもするしかない。それほどこの手のゲームは好きではない。人を打つなんて。短絡的すぎる。モンスターを打つのも気に入らない。もっとくだらないものを全力でつぶすのとかあってもいいよね。単純に苦手なだけ。打つのは非常に好き。青信号を愛しながら信号無視を夢見つつ三宮まで歩き、球をつき、酒を飲む。飲んだ酒は、ぼんべいさふぁいあにあとは適当にラム。馬鹿にはちょうどいい酒で、味なんかぶっ飛んでる時に酔うために素晴らしい酒である。そこでマトリョーシカがいかに恋愛で重要であるかを伝授される。俺に任せろ。俺もいつかきっとそんなすごい、いやもうこれいっじょうかけない。知りたい奴は俺の口を割らせるぐらい飲ませてあげてください。んなかんじで、カラオケ行って帰る。若い子がする遊びを全部やったような一日。普通か。すげーたのしかったんだ。楽しかったから、ほかのひとにはどうでもいいけど、あいつと俺の間でいろんな回想が発生するように。おもしろくもない、回想を書いておいた。
さぁ、思い出せ。