生活

個人によって完成された芸術なんてものがあるとしたら、それは生活の場には全く適さないだろう。
箱が必要だ。それが溶け込むほどの個性の建物が必要になる。そこでの生活は、果たして生活と言うほど一般化できるものだろうか。
不完全な、未完成なものが良い。適当なものが良い。
超大作なんて俺には処理しきらない。版画の10番台ぐらいの刷りで充分だ。
それでもいいもんじゃねぇか。
そうやってまたくだらないものを買おう。