3Dれぼりゅーしょん

アリス見てきた。
以下全力でネタバレ。どれくらいのネタバレかと言うと全力のネタバレであるために見たくない人が見ないためにはどのような処置や設置や行使をすればいいのか全く分からないので、とりあえず全く関係のないことをダラダラダラダラと書いていれば、ネタバレする頃には書く元気がなくなっていて、ネタバレしないんじゃなかろうか。なんてことになってはかわいそうな俺なので早々に始める。
感想文。小学生の夏休み風
とりあえず3Dを初体験してきたわけだが、めがねon眼鏡は死ねる。俺の眼鏡がお洒落だか奇抜だか馬鹿だかで、3D眼鏡よりも幅がある場合はどうやってかけたらいいんですか。とりあえず上に載せてずっと上目遣いでジョニーに媚びを売り続けた。より正確にはありす役の眉間に皺を寄せた感じがぐぅぃねすぱるとろーに似てたりして、すんげぇこのみだったために絶賛したいが、服が大きくなったりするシーンでも眼鏡のせいで直視できなくて、これなんてモザイク効果を何とかして欲しかった。いや、だからそっちに媚びは売りたかったわけだ。3Dの一番の問題はあれだよ。ピンボケの扱い方。背景とかまでぜんぶピントが合ってる映像じゃないと気持ち悪いんじゃなかろうか。OPあたりのセットでの撮影シーン(たぶん)は異常に思えた。背景必要ないんじゃないかと思う。人だけブラックスクリーンの上にういていても3Dだと差がないんじゃない?あと、動体視力以外の何かを使うのか、俺のかけられない眼鏡のせいか、激しい動き全然追えない。これはマリオがマリオ64になった時に感じたような時代の差なのだろうか。これについていけないと俺は見る映像がなくなるのだろうか。ならそれはそれでいいや。3Dを『本当にうまく使った』作品は面白いだろうと思うが、なんでも3Dにすりゃいいって感じじゃないよね。あれは。むしろトイストーリーとかのほうがずっとしっくりきそう。背景全部CGの映画とかはいんじゃないの?それがあばたーだったのだろうか。今となっては知る余地もない。
で、話だけれども。shinは唾棄していたが、決して両手挙げて面白いとはいえないが、見終わった後に非常に固まる作品。なんだろう?面白くないといってしまってはいけない、面白くないと言ってしまっては失われる非常に重要な何かがある。といった感触。原作と比べてどう?なんていうと、別物。でいんじゃない?としか言えない。
ありすといえば「現実の合理化をするための夢」みたいなシンリガク的読み解きが主文として背景にあるわけで、今回はそれに当てはめてみてよいの?って感じ。表面的にはアリスの成長物語であり、この文脈ではそれ以上ではない。
けど、この作品が異常なのって、穴に入るまでにアリスは現実世界でウサギを見ていて、眠ることなく穴に落ちて、最後には穴から這い出てしまうことじゃないのか。穴から出て来るんだよ。どこでも目が覚めずに。おかしいだろうと。服も汚れてるし。
これも簡単に言い換えちゃうなら、異界が侵食してきて中国と言う未知の世界に行きましょう。その前の小旅行があんだーわーるどね。アンダーワールドが現実の雛形で、枠構造でこれから世界が展開するよん。という話とも読めるが、それじゃツマラン。というか、登場人物がおかしくなる。結局、まっどはったーが何物か。って話なんだろうが、あれはアリスの中の精神異常の血で、自分の中のお父さん性みたいなものなのかなと。昔の小さいアリスがねずみの女の子。そもそもアリスの年齢からしてワンダーランド?(だったか?)にはしらふで行けないのだ。これは自分の妄想と言い続けて、ようやく行ったり来たりできる。最後の竜もお父さんなんだろうなぁ。自分の中の反社会性、狂気を飼いならす作品といったところか。こんな話じゃなかった気がするんだが。
これだけ気持ち悪いのに、本当に何も残らなさもすごいな。と、いった感じの非常にうまい作品でした。垂れ流したので全くまとまっておりませんが、非常に感動というか、頭働かされて面白かったよ。見終わった後で。テレビとかで見ちゃうとだらだら流れていきそう。
書き足し。
「僕はくるっているのだろうか」「狂ってる。でも、偉い人は〜」
「僕のことなんて忘れるさ」「からすと机〜」「どうしてかな」「さようなら」
の二つがとても引っかかっていて。あと、ドラゴンのところで尻尾を突っつくきっかけになっていることも。シャシャねこ?チュシャねこ?は今回トリックスターじゃなくて傍観者で。処刑のシーン以外は。クレジットからしても、まっどはったーが主人公の話としてみると、とても悲しくて切ない話で、まるでねばーらんどの裏返しなんだよ。今回の話は女の子に向けたねばーらんど。という、表現が落ち着くかもしれない。何の後味も残さない女の子同士の会話のような後味といい。まぁ、だからひっかかっちゃうんだけどね。俺みたいな偏屈は。
でもまぁ、やっぱ山中異界説で、赤の女王は経血で、産んで殺す方で、白は処女でありすが女になったから赤が強くて、まっどはったーが狂ったのが父の死で、ありすは古代のしゃーまんの様に異界に入り込める人で、最後は穢れを海に流すが一番きれいにとおるか。