燥


朝の6時前まで男子体操総合個人(正式名称は不明)を見て寝る。アメリカのハム兄弟のどっちかが最後の最後で逆転の金。
12時に電話がかかってきて眠りから覚まされる。
その後3時前まで蒲団の中でゴロゴロする。寝すぎで腰が痛くなったから起きた。
6時までパソコンで海外のサイトから音楽ファイルをダウンロードしたり、エロ動画を探したり、日記や新聞を読んだり。特記するほどの事は無かった。
6時からニュースをチェック。仮死911を見たお婆さんが自分達の孫が戦争に行く事になったら可哀想だとインタビューに答えているのを聞く。
少し腹が減ったので焼きそばを作って食う。下卑たソース焼きそばを作りたかったのだが、始めて見た種類の麺はちょっと上品に細くてどうにもうまく脂っこくて糞不味いのに時折猛烈に食いたくなるような味には出来ない。何とかその味に近づけようとした結果、ソースばかりが多いヌチャヌチャとした焼きそばを食う羽目になる。
8時から映画を見る。内容もタイトルもほとんど覚えていない。
11時半頃から毎日襲ってくる自殺願望との戦い。15分ほどで今日も自殺という選択肢を退ける。これは自分の中で形骸化した一種の儀式になってしまっているのかもしれない。良くない兆候だ。如何せん自殺は面倒だ。後処理も。準備も。そして何より決断が。
12時から本を読む。本は今までも読んでいたが本を読もうとして読むのはこの時間から。それまでは何をするでもなく本を読んでいる。息をしたり、呼吸したりするように。
1時頃。焦る。わけも無く焦燥感が襲ってくる。未来が急に不安になる。だが、このときは自殺のような行動を伴った思考が沸くわけではなく、ただ恐怖感と暗いイメージだけが頭の中を支配する。時折、肺が痛くなる。精神的な痛みなのだろう。チリチリとした硝子の粉を吸い込んでその粉が肺を切り刻むような痛みだ。喘息の気があるのも原因の一つかもしれないが。