鼻の右穴と左穴の間、中央の境目、右と左を分けるセンタージョイントの部分、さぁそこのイガクブに通うジビカなりかけコメントするんだ、の左側面、鼻の穴には未だ到らずのあたり、に出来物が出来た。出て来たということは、こいつは潜在的に俺の鼻の穴のセンタージョイントの部分に存在していて、何かの拍子に、例えばスイミンジムコキュウショウコウグンの俺が寝返りを打った瞬間とか、目の前に座るりくるーとちゃんの胸元をガン見しているとき、とかに出て来たのだろう。となると、俺の全身、いや、体表だけではなく内蔵、脳、存在するのなら魂や精神でさえも何かの拍子に出来物が出来るかもしれない。これは大変なことなんじゃあないか。もしもトイレで洗面所が並んでいたからといって手を洗わずに出た拍子に、脳の欠陥の中に出来物が出来て血液を止めてノウコウソクを誘発し、そのまま死んでしまうようなことになれば、俺はトイレに行って手を洗わないままに葬式に出され、燃やされて灰になり、その後どれだけ望んでも汚れた手を洗うことはできないのだ。
これは迂濶なことはできない。
いや、もうすでにブツブツが大量に発生してブツブツになった頭や心で俺は出来物を捉えているのかもしれない。